時空を超越した真理、創造の主、偉力の方・自存永生の方・仁慈な方・全知全能の唯一の神を、アッラーと呼んで崇拝する。人間は、かれに感謝して仕え、直き道の上に四六時中かれと一緒に暮らし、よろずの事をかれによって言いかれによって行い、その守護のもとにあって導きのまにまに、あやまちや罪を犯すことなく、恐れも憂いもなく、各自の大切な人生を最も有効営み、至上の幸福を成就するのである。およそイスラームでは、王侯も庶民も労資も貧富も男も女も、神のみ前においては何の差別もなく、成道した先達も入教したばかりの真の信者も同列で、みんなが和尚おしょうであると同時に小僧である。各人は人間の尊厳を自覚し、物質面神面来世や現世その他何事にも偏することなく、修道のための特別の苦業もなく、中正の道をたどり、それぞれの分野においてアッラーの道のため己れの業のために、刻々を真剣に積極的に営むのである。
<イスラミックセンターより引用>