2012年7月6日(金) フトバ〜アッラーのために費やすこと

アッラーのために費やすこと

 

バカラ章177節でアッラーはこのように仰せです。

「正しく仕えるということはあなたがたの顔を東または西に向けることではない。つまり、正しく仕えるとは、アッラーと最後の日、天使たち、諸啓典と預言者達を信じ、かれを愛するためにその財産を、近親、孤児、貧者、旅路にある者や物乞いや奴隷の解放のために費やし、礼拝の務めを守り、定めの喜捨を行い、約束した時はその約束を果たし、また困苦と逆境と非常時に際しては、よく耐え忍ぶ者。これらこそ誠実な者であり、またこれらこそ主を畏れる者である。」(日本ムスリム協会訳を引用)

 

美しく、完璧かつインスパイヤしてやまない節ですが、アッラーはبَرّ(バッル:正しさ、篤信)の真の意味をそこで正確に語られています。真に篤信者(アブラール)であるムスリムは決められた礼拝の方位として顔を単に東や西に向ける者たちのことではないのです。アッラーとアッラーの被造物に仕えるために人生を捧げる者たちのことです。真の信仰者(ムゥミヌーン)の心は主への畏れ、崇敬と尊敬で満たされています。これらはタクワー(主への畏れ)で心が満たされたアル=ムッタキー(主を畏れる者)の性質そのものでもあります。

 

 ザカート(義務の浄財:財産(マール)の2.5パーセントと断食明け(フィトル)の二つ)とサダカ(法学用語としては任意の施し、広義では慈善一般も指す)に費やし、アッラーへの感謝と愛の深い意味合いの自覚からくる純粋な動機に基づいて行われるべきものです。(注1)私たちは常に自身に、たとえ知識技能や富、成功をえるようになったとしても、私たちは(あらわれては消える泡沫のように)現世に生を受け、そして去ることになり、私たちの行為の記録(天使によるものとアッラーがご存じである来世の審判のための記録)以外何もないのです。

 

 アッラーのご満悦を求める方法として、富や時間、能力や技術を費やすことについて、考慮したうえで拒否する人々とはどういう人たちでしょうか?クルアーンにおいて、彼らについて言及されています。ムハンマド章最後の節において、自己中心さ、けちさについてそれはシャイターン(悪魔)の業であると警告しています。シャイターンと彼らの様々な手管について警戒しなさいとのことなのです。彼らは私たちのイーマーン(信仰心)を蝕む手管をいくらでもしっているのです。(注2)

 

 もし、私たちが誠実に取り組むことが難しい時でも、アッラーは私たちの信仰心を強めてくださいます。なので、私たちはアッラーの道に費やすことを妨げる貧困をおそれてはいけません。アッラーはアール・イムラーン章92節において次のように私たちに約束してくださっています。

 「あなたがたは愛するものを(施しに)使わない限り、信仰を全うしえないであろう。貴方がたが(施しに)使うどんなものでも、アッラーは必ずご存知である。」(日本ムスリム協会訳引用)

 

 また、バカラ章277節でも、このように仰っています。

 

 「本当に信仰して善行に励み、礼拝の務めを守り、定めの喜捨をなす者は、主の報奨を与えられ、恐れもなく憂いもない。」(日本ムスリム協会訳引用)

 

 

(注1)      Fitra(فطرةフィトラ)については、ここでは、断食明けのザカートルフィトルのことを指している。日本では一人1,600円であるが、両手いっぱいの穀物の量が日本の米を貨幣に換算したら、およそその額になるため。インドネシアではFitra(h)と省略して言われているようだ。また、フィトラとは本性という意味合いもある。その場合は、ゆがんでいないアッラーが造ったままの素直な人間の本性という意味合いで使われる。

(注2)      ムハンマド章38節「見よ、あなたがたはアッラーの道のために(所有するものの一部の)施しを求められるのである。それなのにあなたがたの中には、貪欲な者がいる。だが、貪欲な者は、只自分の魂を損なうだけである。アッラーは 自足されているが、貴方がたは貧しい。もしも、あなたがたが背き去るならば、彼はあなたがた以外の民を代わりに立てられよう。それはあなたがたと同様でないであろう。」

Spending for Alláh

 

In Sura Al Baqara verse 177 Allah said: “It is not righteousness that you turn your faces toward East or West. But it is righteousness to believe in Allah and the Last Day and the Angels and the Book and the Messengers. To spend of your substance out of love for Him, for your kin, for orphans, for the needy, for the wayfarer, for those who ask and for the ransom of slaves; to be steadfast in prayer and to practice regular charity. To fulfil the contracts which ye have made; and to be firm and patient in pain (or suffering) and adversity and throughout all periods of panic. Such are the people of truth the Allah-fearing.”

 

In one beautiful, sweeping and inspiring verse, we are told precisely, what “righteousness” really means. The truly righteous Muslim, is not one who simply faces east or west in ritual prayer. It is one who whose whole life has been dedicated to the service of Alláh, and of all Alláh’ s creatures. A true believer’s heart is full of fear and reverence and respect for his Lord. These are the qualities of Al Muttaqee, one whose heart is full of taqwa.

 

Spending on Zakaat, Fitra and Sadaqa should be motivated purely by our deep sense of gratitude and Love for Alláh. We must constantly remind ourselves, that no matter how learned or wealthy or successful we might become, we entered this world with nothing, and we will leave it, with nothing except a record of our deeds.

 

What about those who deliberately refuse to spend their wealth, their time, their talents and skills, in a way that pleases Alláh? What has the Qur’án to say about them? In the last verse of Sura Muhammad we are warned that selfishness, niggardliness, is the work of shaytaan. Let us beware of Shaytán and his many ways of undermining our iman .

 

If we try hard with sincerity, Alláh will strengthen the faith in our hearts, so we do not let the fear of poverty prevent us from spending in Alláh’s way. We are promised in Sura Al-Imrán verse 92: “By no means shall you attain righteousness unless you give (freely) of that which you love; and whatever you give, truly, Allah knows it well.” We are also promised in Sura Al Baqara verse 277: “Those who (in charity) spend of their goods by night and by day in secret and in public have their reward with their Lord: on them shall be no fear nor shall they grieve.”

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