ラマダン期間中の最後の10日間、マスジドに泊まってイアティカーフをする人もいます。これはお籠もりの意志とともにマスジド(礼拝堂)の中に籠もり、アッラーに対する祈りやクルアーンの朗唱などに費やすことです。それによって通常の祈り以上の精神的な恩恵を得られるそうです。
学派によっていろいろ少しづつ違うところもありますが、大体このような意味があるそうです。
(1)イアティカーフ i’tikaf とは?
特別なニーヤ(意思)をもって、モスクにとどまること。spritual retreat. イアティカーフを行うことはスンナです。特にラマダーンの最後の10日間はイアティカーフを行うことが好まれます。
(2)イアティカーフを行う条件
・ニーヤ
・タハーラ(洗浄)
・モスクにとどまること。
(3)イアティカーフ中好まれること
1-ズィクル・クルアーン読誦・学習などを行う。
2-断食を行う。
3-金曜礼拝が行われるモスクでイアティカーフを行う。
4-よい言葉をのみを話す。(悪口・陰口・うわさ・ムダ口を話さないようにする。)
(4)イアティカーフ中好まれないこと
1-悪い血を抜くこと。
2-編物をしたり縫い物をしたりなどの作業をおこなうこと。
3-物の売買をすること。
(5)イアティカーフを無効にするもの
1-性交
2-必要ないにもかかわらずモスクから出ること
3-背信(リッダ)・酔うこと・発狂
4-月経・悪露
(出典・アラブイスラーム学院)