Category Archives: イスラム教

2012年6月30日  シスターズギャザリング・ケーキ教室の感想(日本人ムスリマの声)

アッサラーム アライクム! (皆さんに平安がありますように。)   今回は、インドネシアの姉妹によるケーキ作り教室がありました。 みんなが大好きなケーキということで、沢山の姉妹が集まりました。   最初は、インドネシアらしいココナッツのケーキにカスタードクリームと沢山のフルーツが手際よく飾られていきます。 次は、チョコレートのケーキに砂糖にココアを入れた生地で花を作り、飾り付けて本格的なデコレーションケーキの出来上がりです。   みんな、「カスタードクリームはどうやって作るの?」 「花の飾りつけはどうやって作るの?」と興味深々です。 国は違えど、女性は甘いものに目がありません。 子供たちも目を丸くして、どんどん出来上がっていくケーキ を見つめていました。   日本人は一人でしたが、みんなが声をかけてくれたり子供が いる姉妹と長々と話し込んでしまいました。 そうしているうちに、ケーキができあがり試食の時間がきました。 まずはココナッツのケーキ、作っている時にはちょっと甘そうかも・・ と思っていましたが、あっという間に食べてしまいました!   チョコレートケーキは大人の味!これもおいしい! あっという間になくなってしまいました。 ケーキを作っている時間があったので、普段は挨拶だけの姉妹とも ゆっくり話ができました。   これからも各国から姉妹がこの福岡にいろんな形で住むことになると 思います。 このマスジドに集まることで姉妹の絆を深めお互い助け合って いけたらと思いました。      〜おしまい〜

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2012年8月10日(金)フトバ 「イスラームにおける同胞愛」

「イスラームにおける同胞愛」(’12年8月10日フトバ要約)   今日のフトバでは、イスラームにおける同胞愛がテーマです。イスラームの基本的な土台と柱の一つこそ同胞間の付き合いの良さです。同胞愛の 規定を生活に適用し、実践しない限り、私たちの信仰(イーマーン)は完全ではないし、超越せしかな至高なるアッラーが それに満足なさることはないでしょう。イスラームにおいては、人間が社会の中で他の人から 評価されるような重要な役割を果たすべきであるという規定があります。いわば、ムスリムが同胞として他のムスリムに手助けをするような同 胞愛についての規定があるのです。人間は血族という教義の同胞愛というものを知っていますが、親近感を血族以外の赤の他人に押し広げるこ とはもちろん困難なことです。しかし、イスラームにおける同胞愛の義務は血族として当たり前の義務を超えていくものです。ではどのように 実現したのでしょうか。   聖預言者(النبي صلي الله عليه وسلم  彼に平安と祝福あれ)が、素晴らしいことにアル=マディーナ(都市の名前)に移住した後になさった素晴らしいことの一つに、全てのムスリ ムの間で義兄弟の契りを結んだことがあげられます。その当時、アル=マディーナで長らく二つの部族の相争っていたことが有名になっていま した。それを一つにしてしまうのはイスラームを置いて他にはないのではないでしょうか。聖預言者(النبي صلي الله عليه وسلم 彼に平安と祝福あれ)は、マッカからの移住者とアル=マ ディーナの生え抜きのムスリムそれぞれ二人に義兄弟の契りを結ばせたのです。聖預言者(النبي صلي الله عليه وسلم 彼に平安と祝福あれ)がサハーバ(教友)の同胞愛を実現させた歴史的事実とそれを実現させた手 法は興味のつきない我々の語り草になっています。現代の歴史家すらイスラーム初期の同胞意識形成の在り方について学び続けています。この 素晴らしい同胞意識は次のような成果をもらしました。   1.  ムスリムは他のムスリムの義兄弟である。 2.  全てのムスリムの間で差別があってはならな い。 3.  全てのムスリムは平等であり、あるムスリムが 別のムスリムより優良であるということはない。 4.  私たちの階級はアッラーのみがご存じであり、 アッラーの畏怖のみに応じている。 5.  ムスリムは他のムスリムに共感しなければなら ない。 6.  ムスリムに孤独を感じさせるようなことが決し てあってはならない。 … Continue reading

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2012年8月11日(土) イフタール(夕餐会)のご案内(参加無料・要申し込み)

  Fukuoka Masjid AL NOUR Islamic Culture Center                              イフタール会招待状 拝啓 暑さ厳しい日が続きますが、お元気でしょうか。 このたび、福岡マスジドにおいて皆さんをお招きし、ご一緒に夕餐(イフタール)を取りたいと願いご招待申し上げます。 イフタールとは一ヶ月間のラマダーン(今年は7月21日から8月19日)月の間、日昼の断食が終わる日没後に取る食事です。無事に一日の断食が済み、命の糧である食事に感謝をして多くの人と頂く食事会です。 日ごろ大変お世話になっている皆様をお招きして、皆様への感謝の気持ちも込めてささやかではあります夕餐をご一緒したいと願っております。どうぞ皆様ご家族・お友達をお誘いあわせの上御出でください。 敬具 記 日時: 平成24年8月11日 午後6時45分 場所: 福岡マスジド            福岡市東区箱崎3-2-18 電話 080-3428-1661     * 無料です           代表 ファワズ アルドルラ Address: Fukuoka-shi, Higashi-ku, Hakozaki 3-2-18 Tel./Fax: … Continue reading

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2012年8月3日フトバ要約 ザカート(浄財)とその重要性

ザカート(浄財)とその重要性(’12年8月3日フトバ要約)    イスラームは人間の社会を扶助することでその病を癒してきました。イスラームこそ素直な本性のままの宗教だからです。そしてイスラームは悪行から身を慎んだ人間へ名声をもたらすものなのです。 昔の人が言ったように、人間は元より社会的存在であり、社会習慣によって近代的存在となります。イスラームは概して共同体があり、一部において少数派として存在しています。聖クルアーンの多くの節において、貧者、困窮者、孤児、ホームレス、露光者そして助けを必要とする人を助けることを繰り返し命じていることを見出します。至高なるアッラーはこう仰せです。 ’۞ لَّيۡسَ ٱلۡبِرَّ أَن تُوَلُّواْ وُجُوهَكُمۡ قِبَلَ ٱلۡمَشۡرِقِ وَٱلۡمَغۡرِبِ وَلَـٰكِنَّ ٱلۡبِرَّ مَنۡ ءَامَنَ بِٱللَّهِ وَٱلۡيَوۡمِ ٱلۡأَخِرِ وَٱلۡمَلَـٰٓٮِٕڪَةِ وَٱلۡكِتَـٰبِ وَٱلنَّبِيِّـۧنَ وَءَاتَى ٱلۡمَالَ عَلَىٰ حُبِّهِۦ ذَوِى ٱلۡقُرۡبَىٰ وَٱلۡيَتَـٰمَىٰ وَٱلۡمَسَـٰكِينَ وَٱبۡنَ ٱلسَّبِيلِ وَٱلسَّآٮِٕلِينَ وَفِى ٱلرِّقَابِ وَأَقَامَ ٱلصَّلَوٰةَ وَءَاتَى ٱلزَّڪَوٰةَ … Continue reading

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2012年7月27日フトバ要約 「導き(ヒダーヤ)は神さま(アッラー)からの贈り物」

「導き(ヒダーヤ)は神さま(アッラー)からの贈り物」(’12年7月27日フトバ要約)  アッラーからの導きは人間にとってなんとすばらしいもので しょう。導きは全能なるアッ ラーからしもべへの贈り物です。  「(前略)本当にアッラーは、信仰する者たちを正しい道に導 かれる方である。」(クル アーン巡礼章54節:日本ムスリム協会翻訳版引用以下同様)  「アッラーの恩恵をかれらが少しも左右出来ないことを、また 恩恵はアッラーの御手の中に あるということを啓典の民は知るがいい。かれの御心に適う者は、それを授かる。本当にアッラーは偉大な恩恵の主である。」(鉄章29節) 全ての物事はアッラーの意志と命令により去来し、アッラー に導かれる者は皆だれも彼を迷わされることはなく、アッラーに迷わ された者は皆だれも彼を導くことはありません。高貴な家柄で名士であっても、自分自身を導くことはできず、愛されている近い親戚で あっても、導くことはできません。 真のム スリムというものは全能なるアッラーとの関係の強化による高い階位を身にしみてわかるようにすべきであり、誠実なドゥアー(祈願)によって、かの御方ひとりに立ち返るべき(悔悛:タウバすべき)な のです。アッラーの美名にアル=ハーディー(導き手)と いうものがあります。主が導き、助け るだけで十分なのです。 「われはこのように、それぞれの預言者に、罪深 き者たちの中から敵を創る。だが、指 導者、援助者としてはあなたの主だけで十分である。」(識別章31節) 聖伝承(ハディース クドゥシー:アッラーが直接聖預言者に語った言葉を伝える 伝承)によると、 「おお、わがしもべよ、なんじら我が導きに預か るもの以外は皆破滅に向かっている。 だから、われになんじの導きを祈れ。私は汝を導こう。」と。 これは導きがアッラーのみからくるものであるということです。かの御方こそそれを授 けることができる唯一の御方だからです アル=ムサイヤブ ビン ハザン(アッラーが彼に満悦なさいますように)が伝える以下の伝承がある。 「アブーターリブ(聖預言者ムハンマドの伯父)の死が間近に迫り、アブージャハルと アブーウマイヤ の二人がそばに座っていた。聖預言者 ムハンマド(かの御方に平安と祝福あれ)がアブーターリブに話しかけられた。『伯父さん、ラーイラーハイッラッラー(神はいない、 アッラーを除いては)と言ってください。貴方は救済に預かります。』 と。すかさず、アブージャハルとアブーウマイヤは『アブーターリブよ、お前はアブドゥルムッタリブ(聖預言者の祖父、アブーターリブ の父)の宗教を捨て去るのか?』と言った。さらに、聖預言者は『伯父さん、ラーイラーハイッラッラーと言ってください。貴方は救済に 預かります。』とおっしゃった。二人は『だめだ、アブドゥルムッタリブと同じ宗教以外ありえない。』と言った。アブーターリブはラー イラーハイッラッラーを言うことなく亡くなった。聖預言ムハンマド(かの御方に平安と祝福あれ)は悲嘆に暮れた。かの御方の最愛の伯 … Continue reading

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